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真珠の耳飾りの少女
最近見たDVDで印象に残った映画があります。
「真珠の耳飾りの少女」
この作品は、オランダの画家ヨハネス・フェルメールの「真珠の耳飾の少女」(通称「青いターバンの少女」)を題材にした物語。
この作品を観たいと思ったきっかけは、この映画の主人公でもある、少女グリード役を演じたスカーレット・ヨハンソンに惹かれたから。
私の好きな映画監督、ソフィア・コッポラの映画「ロストイントランスレーション」でも主役を演じた女優で、あどけない容貌の中に大人の女としての色気を感じさせるとても魅力的な女性。
画家であるフェルメールとフェルメール家に雇われた、豊かな感性を持つ使用人との禁断の恋。
トーンはとても静かですが、顔の表情や仕草、そして空気感で色々な感情の流れを感じ、それぞれのシーンでのやりとりがとても官能的。
それだけではなく、全てのシーンが絵画のようにとても美しく、思わず見入ってしまう程です。
映画の一つ一つのシーンだけではなく、フェルメールの作品も美しい光と影が表現され、深みのある色彩で、実際に見てみたいと思わせてくれます。
この映画の原作者が、この「真珠の首飾りの少女」という1枚の絵からインスピレーションを受け、この作品が生まれたとの事。
1枚の絵にこんな風に物語が隠されていたとしたら、なんて素敵だろうと思ったと同時に、そんな物語を書かせたフェルメールの作品、原作の小説にもとても興味を持ちました。
久しぶりにDVDを買おうかな~とまで思わせてくれた作品。
毎日の生活から少し離れて、美しい絵画に触れたいと思っている方、お勧めです!